オシャレで楽しいイメージで入ったものの実際は違った…。
体力的にも精神的にもきつくて続けられるか不安。
人手不足だって言われるし辞めにくいし、仮に辞めて次があるのかな…。
本日はこのようなお悩みにお答えします。
この記事を読めば次のことがわかりますよ。
【今回の記事をまとめるとこんな感じです】
- 雑貨屋に向いていない人の特徴がわかります
- 雑貨屋を辞めたい人におすすめの転職先がわかります
- 上司が怖くて辞められない人は退職代行を使うのもアリですね
今回の記事を書く私は3年以上雑貨屋で勤務経験があり、店長を務めたこともあります。
正社員はもちろん、パートさんやアルバイトの働き方もこれまで数多く見てきました。
店長が大変なのは当たり前ですけど、アルバイトの子ですら「仕事がつらい」と相談してくることがあったくらい人間関係や仕事に悩まされている人は多かったですね。
そのため、雑貨屋を辞めたい気持ちは超理解できます。
結論から言いますと、雑貨屋を辞めたいなら辞めたほうが良いかなと思います。
それを聞くと「いやいや、辞めたいけどまだ頑張りたい気持ちもあるんですよ」という人もいますよね。
そこで今回は、雑貨屋で働くのが向いていない人の特徴を述べていきます。
辞めようかどうか迷っている人は、自分が該当していないかどうかをチェックしてみてください!
雑貨屋を辞めたい人必見!向いていない人の特徴
それでは、具体的に雑貨屋の仕事が向いていない人の特徴を見ていきましょう。
実際に雑貨屋で店長経験をしてきた私が思う下記の5つが雑貨屋に向いていない人の特徴です。
- マルチタスクができない人
- 指示待ちの人
- コミュニケーションが取れない人
- 体力がない人
- そもそも扱う商品に愛着がない人
これらがいくつか該当する人は、雑貨屋で働きつづけるのは正直大変じゃないかな?と思います。
それでは順に解説していきますね!
① マルチタスクができない人
真っ先に思いつくのは「マルチタスクができない人」ですね。
これができないとスタッフから「仕事できない人」のレッテルを貼られます。
雑貨屋は意外とやることが多く、例えば次のような仕事です。
【パート・アルバイトの場合】
- レジ
- 品出し
- 商品整理
- 防犯タグの取り付け
- 販促の組立
- 売り場づくり
- POPづくり
- ゴミ捨て
- 手帳のバーコード貼り付け
- 開封口のテープ巻き
正社員として働く人は上記の仕事に加え次のような仕事があります。
【正社員の場合】
- 売場計画作成
- 売上目標の設定
- 商品部・SV・エリアマネージャーとの連携
- スタッフの採用・教育
- シフト作成
- 棚卸の計画
以上のような仕事を効率よく回していかなければいけない仕事です。
また、雑貨屋はクレームや突然の商品入荷などイレギュラー対応が多いため、計画どおり進むことはほとんどありません。
限られた時間の中で優先順位をつけて、効率よく進めることが大切なのです。
そのため、一つの仕事を黙々とやるのが好きな人は雑貨屋は向いていません。
正社員・店長の仕事内容に関しては次の記事でさらに詳しく書いていますので、良かったら参考にどうぞ。
② 指示待ちの人
これはアルバイトやパートさんに多いですが、「指示をただ待っている人」も雑貨屋では歓迎されません。
雑貨屋はひとつひとつ指示を与える暇がないため、自分で考えて臨機応変に動ける人が求められているからです。
ぶっちゃけ指示を待ってるだけでも、上司から何かしら仕事をくれるのが普通ですが、半年以上も指示待ちを続けると周囲の人間関係が悪化していきます。
それをわかっていない人は、「なんで周りから浮いてしまうんだろう」「なぜか嫌われてしまう…」と感じてしまい辞めたくなってしまうのです。
具体的な例を挙げると、暇なときにレジで突っ立っているパターンです。
お客様が最優先なのでレジから離れてはいけませんが、周りを掃除したり近くの商品整理をしたりはできますよね。
実際上司にかわいがられるパートさんやアルバイトはお客さんがいないときには、レジ回りの品出し商品整理を率先してやっていました。
究極の一言がコレ。
「今レジで作業できますけど、何かお手伝いできることありますか?」
この一言が言えたら完ペキですね。
雑貨屋に向いていない人はこの意識が欠けています。
③ コミュニケーションが取れない人
「コミュニケーションが取れない人」も雑貨屋は向いていないですね。
なぜなら、お客様への接客だけでなく内部のスタッフにも気を回さないといけない場面が多いからです。
人見知りでも全然問題はないですが、ここぞというときにコミュニケーションを取れない人は結構厳しいと思います。
例えば、引継ぎです。
お客様の落とし物や注文商品などを承った人が引継ぎせずに帰ってしまい、あとから出勤した人が状況を理解できずに困ってしまうケースはよくあります。
引継ぎ漏れはスタッフはもちろん、お客様に一番迷惑がかかるから絶対にNGです。
つまり「報告・連絡・相談」ができない人は、雑貨屋はあまり向いている仕事とは言えませんね。
また雑貨屋はレジや接客のマニュアルが変わったりするので、わからないことを素直に聞けない人とかもまずいです。
なんにせよコミュニケーションは雑貨屋で働く以上必要なものですね。
④ 体力がない人
雑貨屋は意外にも体力仕事なので、全く体力ない人からするときついです。
なぜなら体力が必要なシーンが多いから。
具体的には次のようなときです。
- レジ(立ちっぱなし)
- 売場変更(什器や販促物の移動)
- 商品受け入れ・品出し(段ボールでやってきます)
- ゴミ捨て(入荷多い日は多くなります)
雑貨屋で働くと休憩時間以外で座れることはほとんどありませんし、商品や販促物など重くて動かしづらいものが結構多いのが特徴です。
人手が不足しているときは一人でこなさないといけないことも多々あります。
そのため、体力がない人は帰るころにはヘトヘト……なんてことも考えられるでしょう。
⑤ そもそも商品に愛着がない
「なんとなくオシャレだし楽しそう」で雑貨屋の仕事を始める人は後々辞めたくなる人が多い傾向にあると思います。
なぜならそのタイプの人は、取り扱う商品に愛着をあまり持っていないことが多いからです。
ガチで自分の店の商品に愛着を持っているスタッフさんはこう言います。
「この子たちはどうやって並べようかな~」
そう、商品を我が子のように扱うのです!
実際にこのタイプのスタッフさんは仕事が早かったり売場づくりが上手だったりします。
つまり雑貨屋は、「仕事は大変だけど好きなアイテム・雑貨に囲まれて楽しい」「毎日どんな売り場をつくろうか考えている」というぐらい商品に愛着を持っていなければ、あまり長く続けることはできない仕事なのです。
雑貨屋が向いていない人におすすめの転職先は?
次に、雑貨屋が向いていない人におすすめの転職先を6つご紹介していきます。
- 販売
- バイヤー
- 営業
- 事務
- IT
- 介護
もし今回ご紹介した「雑貨屋で働くのに向いていない人」にいくつか該当したアナタは続けても消耗し続けるだけなので、恐らく辞めたほうが人生幸せです。
「それでも雑貨が好き!!」という気持ちが人一倍あれば頑張ってみてもいいかもしれませんけどね。あくまでも参考程度にごらんください。
① 販売
店舗での人間関係がつらくて辞めたいのであれば、その他の販売に就くことが最もおすすめですね。
雑貨屋で販売の経験があるから、アパレルショップや家電量販店、本屋でもチャレンジできますし、未経験人が販売に応募するよりも圧倒的に有利です。
また、経験者は店長候補やエリアマネージャーの道もチャンスがあります。
② バイヤー
バイヤーは市場の動向を分析して、メーカーから買い付けし各店舗へ販売を促す仕事です。販売職のキャリアアップ的な立ち位置の職種と言えます。
実際にバイヤーを務めている人の多くは店舗での販売経験者です。
そのため、雑貨屋で働いた経験のある人は現場目線のマーケティング戦略を練ったりトレンドをキャッチしたりできるのでバイヤーとして重宝されます。
③ 営業
販売と共通点の多い営業も転職先としておすすめの候補に挙げることができます。
販売はお客様に商品を売る仕事で、場合によってはその商品のことについて聞かれることがあると思います。
営業は自社の商品を売る仕事で、その商品の良さを上手にクライアントへ伝える必要があります。販売も場合によってはお客様に商品の良さを説明することがありますよね。
両者にはこのような共通点があるので、営業では販売の接客や提案の経験を生かすことができます。
営業が販売と大きく違うのは、買う気のない人にも商品を売り込まないといけない点です。
販売が受け身なら、営業は攻めの姿勢で商品を売っていくイメージですね。
④ 事務
事務なら販売以外に経験のない人でも応募できるチャンスがあります。
基本的なパソコンの知識があれば誰でもすぐに仕事ができますし、電話や来客対応なら雑貨屋での勤務経験のある人なら仕事に活かすことが可能です。
また座って仕事ができるので、体力に自信ない人にもおすすめです。
一人で黙々と作業することも多いため、マルチタスクが苦手な人にも最適な仕事だと言えます。
⑤ IT
ECサービスを提供している企業の場合、現場で勤めていた人の感覚や経験は重宝されます
雑貨屋の勤務を経て売上管理やマーケティングに関する知識を得た人なら、EC業務に携われるチャンスもありますよ。
【ECとは?】
electronic commerceの略称で、インターネット上での売買・取引のことを指す言葉のこと。身近なものでは通販サイトやネットショップなどがこれに該当します。
⑥ 介護
商品以上に人と関わるのは好きだというなら介護がおすすめです。
常に人手不足の業界で、ノンスキルや未経験でも応募できるハードルが低めだからです。
さらに販売職の経験があれば人との関りが深い介護職なら、なおさら重宝されます。
また、高齢化社会に向けて進む現在、将来需要の絶えないことが予測される仕事の一つですね。
「お年寄りが好き」「人と関わって仕事をしたい」という人にはうってつけの仕事です。
雑貨屋での勤務経験がある人におすすめの転職エージェント
雑貨屋で勤務したことがある人におすすめの転職エージェントを思いつく限りこちらでご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
doda
dodaは業種と業種ともに求人が豊富な転職エージェントです。
販売・サービス業の求人数も豊富で、未経験歓迎も充実しています。
また、職務経歴書が簡単に作成できる「レジュメビルダー」や自分の市場価値がわかる「doda年収査定」など便利に使えるツールが充実している点も見逃せません。
エージェントに抵抗がある人でも登録は無料なので、とりあえずの登録で求人の閲覧してみてはいかがでしょうか。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、20代から30代向けの転職エージェントです。
販売のほか、ITやメーカーの求人を得意としています。
キャリアアドバイザーのサポートが手厚く、初めての転職で不安の多い人でも安心して利用することができます。
異業種でも挑戦できる求人が豊富に揃っているため、スキルや経験の浅い経験者にもおすすめです。
ハタラクティブ
ハタラクティブは、未経験や社会人経験の浅いひとにやさしい転職エージェントです。
そのため、職歴がネックになっている既卒やフリーター、第二新卒の人に利用されています。
正社員を目指せる求人が多く、大手有名企業も掲載されている点が魅力です。
また、アドバイザーは熱意のあるスタッフが揃っていて、職務経歴書や面接対策もしっかりと行ってくれるので安心です。
上司が怖くて言い出しにくい人には退職代行もアリ
転職以前に、そもそも雑貨屋を辞められずに困っている人は退職代行サービスを使うのもありですね。
それなりにお金はかかりますが、伝えづらい退職の申し出や会社とのやり取りを代行してくれる便利なサービスです。
転職代行サービスは即日利用ができるところが多く、中には退職後のサポートや転職支援を行っているところもあっておすすめですよ。
退職代行サービスは別記事にまとめてありますので、良かったら見てください。
まとめ【雑貨屋が向いていないと感じたら辞めて次の道を探そう】
今回のまとめですが、雑貨屋に向いていないと感じたなら辞めたほうが良いです。
雑貨屋は入れ替わりの激しい仕事だから常に人手不足ですし、アナタが辞めたところで組織は数日経てばいつものように回っていくので大丈夫です。
私が店長をしていたときも「辞めます」と相談してくる人は大勢いたので、ぶっちゃけ言った者勝ちみたいな現場です。
気をつかう必要は一切ありません。
- 雑貨屋に向いていない人は「マルチタスクができない人」「指示待ちの人」「コミュニケーションが取れない人」「体力がない人」「そもそも商品に愛着がない」の5つ!
- 向いていないと感じたら早めの転職がおすすめ!
- そもそも辞めれないという人は退職代行サービスがおすすめ!
今回の記事が参考になれば幸いです。
私のブログでは、雑貨屋を中心に様々な仕事の情報をお届けしていますので、ぜひ他の記事も読んでいただけると嬉しいです^^