コロナ禍でますますAI化が進んで仕事なくなるんじゃないの?
本日は、生産技術の将来性に不安を感じるアナタに向けた記事です。
この記事を読めば次のことがわかります。
【今回の記事をまとめるとこんな感じです】
- 生産技術の将来性があるのかどうかわかります。
- AIの仕事には「できること」「できないこと」が存在します。
生産技術は、ものづくりで欠かせないポジションのひとつで、製品開発の生産ラインを具現化するやりがいがありますよね。
しかし、生産技術は将来AIによって仕事がなくなるのではないかと心配している人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、生産技術の将来性についてAIのお話にも触れながら詳しくご紹介していきたいと思います。
生産技術の将来性はある!未来が明るい理由とは?
結論からいいますと、生産技術は将来性のある仕事で数年先も需要がある可能性は高いでしょう。
その理由は次の2つです。
- 製造業の中で必要なポジションだから
- 生産技術として働く人が少なく希少性が高い
順番に詳しく解説していきましょう。
製造業の中で必要なポジションだから
生産技術は製造業の中で必須のポジションです。
そのため、数年のうちに需要がなくなることはありません。
あり得ませんが、仮に「生産技術を介さず良い製品を生み出そう!」となると必要以上の無駄なコストがかかり高い利益を出せなくなります。
実際、各メーカーでは新製品を製造する場合、どういった生産ラインを設定して作っていくのか、いかにコストを抑え差別化をするのかといった課題に対して生産技術をフル活用しています。
製造業の世界では必要不可欠な存在なのです。
生産技術として働く人が少なく希少性が高い
生産技術として働く人自体が少ないので、貴重な人材として今後もずっと重宝される可能性があります。
生産技術は広範囲の知識が求められるだけでなく、高いスキルや経歴が求められる難しい仕事で、誰でも務まるわけではないのです。
実際、生産技術の求人は未経験での募集が少なく経験者が優遇される傾向にあります。
高いスキルや経験を持つ生産技術者には絶えず需要があり、長く働き続けることができるでしょう。
AIが生産技術の仕事を奪うことはない?
生産技術者の多くが恐れている「近々AIに仕事を奪われてしまうんじゃないか」という心配。
しかし、生産技術がAIの台頭により職を失ってしまう可能性は限りなくないといえます。
なぜなら、生産技術の仕事は「人間にしかできないもの」と「AIに任せられるもの」の線引きが明確だからです。
たしかに生産ラインの効率化などはAIが得意とする分野です。
実際、新規設備を設計するための図面作成や機構の検討などをAIに任せているメーカーもあります。
しかし、生産技術は「人間だからこそできない業務内容」も多くあります。
大事なのは、「AIを最大限活用し、人間にしかできない仕事に注力すること」です。
生産技術におけるAIと人間の関係性について、下記のポイントで詳しく見ていきましょう。
- 作業効率向上のためAIを活用する
- 人間にしかできない仕事がたくさんある
作業効率向上のためAIを活用する
AIは生産技術の作業効率を上げてくれる存在だという認識が大切です。
なぜなら、生産技術の業務には次のような「AIに任せられる仕事」が数多くあるからです。
- 不良品や異物の発見
- 安定した品質の管理
- 検品作業
- 最適条件の予測
- 業務中の事故防止
特にヒューマンエラーが潜む緻密な作業などはAIが得意です。
緻密作業をAIに振り分けることで、生産技術者は新たな生産ラインの立案や企画、現場スタッフとのコミュニケーションなどに時間を費やすことが可能です。
特に「現場で働く従業員の意見を汲み取り業務の改善・効率化を図る」といった働きがけは、現在のAIでは再現性がかなり低いといえます。
人間にしかできない仕事がたくさんある
人間にしかできない仕事がたくさんあるため、全ての業務をAIに奪われるなんてことはありません。
具体的にいうと、新しいものを生み出す発想などは人間にしかできない仕事です。
従来のやり方では品質やコスト、納期が上手く管理できない場合などは新たな発想を生み出す必要があります。
ここでは人間の思考力やアイデアが必要です。
そのほか、コミュニケーションにおいてもスタッフひとりひとりの意見を調整して、業務改善に向けたアイデアを実行していかなければいけません。
このように生産技術は人間にしか務まらないものが多くあります。
生産技術は将来性のある仕事!でも会社に不満があれば要注意
生産技術は将来性がある仕事ですので安心してください。
しかし、これはあくまで業界の話であり、会社だけを切り取ってみれば見切りをつけた良いパターンもあります。
現在働いている企業で次のようなことがないかチェックしてみてください。
- 夜勤や残業ばかりで睡眠時間が確保できない
- パワハラが横行している
- 休日出勤が多い
- 右肩下がりで業績が落ちている
会社の事業内容や業態によっては、生産技術といえど必ずしも将来性があるとはいえない場合もあります。
勤め先で将来性を感じない場合は転職してもOK
もし生産技術として働いていて、職場の業績や雰囲気、勤務実態に関して不満があるなら転職してしまうのも選択肢のひとつです。
製造業は常に人手不足なので希少価値の高い生産技術は、他社の企業へ転職できるチャンスが十分にありますよ。
また、生産技術の多くが経験者採用です。
スキルと実績さえあればあらゆるメーカーへ転職できる可能性も高いでしょう。
「転職活動に興味があるが、一人で進めるのは不安」や「専門的な話を誰かに相談したい」といった悩みがある人は、業界に特化した転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントであれば、求人の紹介をしてくれるだけでなく、応募書類の添削や面接対策、面接のスケジュール調整などをサポートしてくれます。
生産技術でおすすめの転職エージェントは、次の2つです。
- ビズリーチ・・・ヘッドハンター制度で企業からのオファーを待つことができる。生産技術で働いてきた経験やスキルがあれば利用できる転職エージェント。求人の年収も年収500万円以上といった好条件多し。
- JACリクルートメント・・・ミドル・ハイクラス向けの転職エージェント。一般に公にされていない非公開求人は管理職が豊富。外資系企業も取り揃えているため、海外で働きたい人にもおすすめ。
そんなアナタには総合型転職エージェント。使いやすい2つをご紹介します。
- doda・・・知名度の高さで信頼度が高い転職エージェント。「未経験OK」や「学歴不問」等詳細な検索で求人を探すことができる。「レジュメビルダー」や「doda年収査定」など転職に役立つコンテンツも盛りだくさん。
- リクルートエージェント・・・10万件以上という求人数は業界でもトップクラス。未経験歓迎などハードル低めの求人が多いので、全く新しい仕事に転職したいという方におすすめ。また、全国に拠点があってどこからでも通える。
【まとめ】生産技術は将来性のある仕事!ただし長く働けるのかどうかは企業によって違う
将来性に関しての不安は解消されました!
今回は、生産技術の将来性とAIに関してお話しました。
AIの発展で生産技術の仕事がなくなると不安に感じている人も多いと思います。
しかし、今後も人間にしかできない仕事はなくならないので将来性は十分です。
もし現職で「人間関係や給与面、福利厚生などに満足ができていない」「業績が悪く不安」ということがあれば、思い切って転職もおすすめです。
今回の記事が、生産技術で転職を考えている人の参考になれば幸いです。