プロクラウドワーカーというのを見かけましたが、認定されると何が変わるの?
駆け出しなのでもっと情報が欲しい!
プロクラウドワーカーとは何か?認定されるためのポイントやメリットを解説します。
【今回の記事でわかること】
- プロクラウドワーカーについて詳しくわかります
- プロクラウドワーカーに認定されるための認定基準がわかります
- プロクラウドワーカーに認定されるメリットがわかります
仕事を探したり受けたりできるクラウドソーシングサービスのひとつ「クラウドワークス」には、プロクラウドワーカーというものがあります。
私は2021年1月に事務局よりメールが届き、ライター部門でプラウドワーカーに認定されました。
そこで、これからプロクラウドワーカーに興味を持っている方向けに、私の体験談を交えながら認定までの手順について詳しく解説していきます。
プロクラウドワーカーとは?
クラウドワークスでは、プロクラウドワーカーを次のように説明しています。
プロクラウドワーカーとは、全クラウドワーカーの中から定められた基準を満たした人だけを選抜した、仕事能力の高いプロフェッショナル集団です。
クラウドワークスが設ける制度のひとつで、受注者の質の高さを証明するものです。
認定されると報酬アップやスカウト率アップなどの恩恵が受けられるとのこと。
私の場合、受注実績が50を超えたあたりで認定メールが届きました。
このように受注実績の上に「PRO CW」のアイコンが入ります。
なんか嬉しいですよね。
しかし、気になって調べてみると上位のプロクラウドワーカーさんは受注実績200件以上ばかりなので、この数はかなり少ない模様。
受注数は関係ないようで、プロクラウドワーカーになるためにはクラウドワークスが掲げる6つの認定基準をクリアする必要があります。
プロクラウドワーカーになるには?
プロクラウドワーカーになるには、クラウドワークスの掲げる6つの認定基準をクリアする必要があります。
認定基準と言われるとお堅いイメージですが、ひとつずつ見ていけばそこまで高いハードルと思えません。
認定基準は次のとおり。
- 納品完了率90%以上
- 総合評価4.8以上
- 獲得報酬額月間200位以内
- スカウト数5回以上
- コミュニケーション評価4.8以上
- プロフィール&自己PR入力済
ポイントとしては、「当たり前のことを漏れなくやる」です。
ひとつずつ見ていきましょう!
「納品完了率90%以上」であること
ひとつ目は、過去1年間の納品完了率が90%であるということです。
クラウドワークスでは「実行力がある」証明としています。
この項目をクリアするポイントは次のとおりです。
- 納期を厳守する
- クラウドワークス上で支払い手続きまで完了させる
自分のスケジュールとすり合わせして、確実に期日までに納品可能な仕事を受けるようにしましょう。
納期を守ることだけ意識すればクリアできる項目ですね。
「総合評価4.8以上」であること
次に、過去1年間の納品完了率が90%であるということです。
クラウドワークスでは「顧客満足度が高い」証明としています。
納品した後に、受注者発注者ともに相手を評価するシステムがあります。
受注者に対して評価が行われる項目は5つです。
- スキル(受)・要望(発)
- クオリティ
- スケジュール
- コミュニケーション
- パートナーシップ
各項目5段階評価で、その平均評価数が受注者の総合評価数です。
この項目をクリアするポイントは次のとおりです。
- クライアントとスケジュールを共有する
- 納期を厳守する
- レギュレーションやマニュアルを厳守する
- クライアントとのやり取りは丁寧な文章を心がける
- 仕事に対する意欲的な姿勢を見せる
総合評価を上げるためには完璧な仕事をするというよりも、何か不具合があったときに迅速に対応できることのほうが大事です。
対応が早ければ早いほど、仕事に対する真剣な態度も受け取ってもらえます。
また、クラウドワークスで仕事をするときも、会社でクライアントとメールするように丁寧な文章を心がけないといけません。
あと気を付けなければいけないのが、契約途中終了のリクエスト(契約途中で終了すること)に対して1週間以内に回答をしないと自動で評価が1にされてしまうシステムがあります。
どのような問題のあるクライアントでも、一度契約をした後はひとまず仕事を完遂させたほうが安全です。
「獲得報酬額月間200位以内」であること
6つの条件中これが一番の難所でしょう。獲得報酬額月間200位以内をクリアしなければいけません。
クラウドワークスでは「売上実績がある」証明としています。
ライター部門でプロクラウドワーカーを取るためには月収20万円前後が目安らしいですが、私の場合10万円くらいで認定されました。
ポイントは次のとおり。
- 報酬額の高い案件に応募する
- 報酬が大きくなりそうな月に、納品を数多くこなす
プロクラウドワーカーを意識するならば、大口の案件をもらった月がチャンスです。
その月に集中して数をこなせば月間200以内に入るチャンスが広がります。
ライターで言えば文字単価の高い案件をこなすことですね。私の場合は1.5円の案件をもらったときに10万円を超えました。
ほかの方の獲得報酬額が確認できないため自分の報酬額でしかお話はできませんが、2020年の下期に月収10万円から15万円前後をキープし続けて、翌年1月に認定されました。
なお10万円以上は手取り報酬なので、クラウドワークスの仲介手数料は報酬に含めずお話ししています。
登録したばかりのときは特に月間の売上は意識しておらず、「とにかく受けた仕事を一生懸命やる!」ことだけ考えて仕事をしていました。
「スカウト数5回以上」であること
続いて、スカウト数が5回以上が条件です。
クラウドワークスでは「指名されている」証明としています。
スカウトとは、クライアントから発注者に仕事をお願いしたいときに送る「スカウトメール」のことですね。
これは発注者都合のため操作はできませんが、スカウト率を上げることはできます。
ポイントは次のとおり。
- プロフィールを充実させる
- 自分の得意分野を絞っておく
クライアントが仕事を発注する際、「この人ならうちの仕事してくれそうだな」と思うとスカウトメールを飛ばしてくれることがあるので、プロフィールはしっかりと作り込んでおきましょう。
とにかく、スキルや経験を細かく記載することでスカウト率はグンと上がります。
「コミュニケーション評価4.8以上」であること
先ほど解説しました「総合評価4.8以上」の条件の中にある「コミュニケーション」の項目が4.8以上であることが条件です。
クラウドワークスでは「対話力が高い」証明としています。
- クライアントからのメッセージは一日以内に返す
- 修正依頼にも適宜対応する
「コミュニケーションだけ評価1」になっているという評価のされ方を見たことがないので、総合評価4.8以上がクリアできる人なら問題なくクリアできる項目です。
「プロフィール&自己PR入力済」であること
プロフィールと自己PRが入力されていることも認定基準です。
クラウドワークスでは「参照情報が多い」証明としています。
ポイントは次のとおり。
- ワーカー情報編集の必要項目は全て記入する
- スキル登録・スキル検定も書けるものは全て書く
- ポートフォリオ・経歴登録も済ませておく
- NDA(秘密保持契約)を結ぶ
クラウドワークスで登録できる受注者情報は全て記載しておくことが大切です。
NDA(秘密保持契約)の締結はしなくても仕事ができますが、信頼のおけるワーカーになるために必須の項目です。
【NDA(秘密保持契約)とは】
仕事で知り得た秘密情報を第三者に漏らさないことを定めるクラウドワークスとの契約のこと。締結には本人確認が必要となる。
これに違反すると損害賠償請求されるリスクはあるが、機密性の高い仕事の仕事も受けられるようになる。
実際にプロクラウドワーカー認定の方々は細かく詳細に自分の得意分野や稼働時間などを細かく記載されています。
私が認定当時書いていたプロフィールは次のとおりです。
- 経歴
- 資格等
- 得意分野
- 稼働時間
- 連絡可能なツール
- 受注可能な業務
- CrowdWorks内での実績
- ポートフォリオのURL
あとは「検索上位の記事あります」や「WEBライター検定3級を取得しました」みたいなことも書いてます。
とにかく少しでもPRにつながることは網羅的に書きました。
ですので、クラウドワークス登録後は真っ先にプロフィールを充実させましょう。
プロクラウドワーカーから外されることもある
実はプロクラウドワーカーの認定は3ヶ月ごとに更新されます。
そのため、放置していると「獲得報酬額月間200位以内」がクリアできなくなって外されてしまいます。
このシステムにより、プロクラウドワーカーは常に稼働している人だけが残されているのです。
プロクラウドワーカーになって感じたメリット
それでは、実際にプロクラウドワーカーになって2カ月経過した今、感じたメリットについてお話させていただきます!
スカウトが結構来る
プロクラウドワーカーになると企業からのスカウトメールが結構届きます。
頻度としては週に2、3件ほど。認定前は週に1通来れば良いほうでした。
ただ、タスク案件(報酬100円程度)や文字単価1.0円以下のスカウトも多いため、質の高いスカウトが来るようになったということではなかったです。
プロクラウドワーカー認定後にスカウトで受けた仕事などは特にありませんでした。
そのため、スカウトに関しては過度の期待は禁物ですね。
提案が通りやすい
今まで勝率50%ぐらいだった提案は、プロクラウドワーカーに認定されたことで通りやすくなった思います。
また、提案したっきりクライアントから連絡がないということも減りました。
ライターで話をすると、これまで文字単価1.0円前後の提案が通れば良いほうでしたが、今では1.5円から2.0円ぐらいならば難なくテストライティングまではこぎつけられる状態です。
ただ、専門知識が求められる高単価案件はプロクラウドワーカーになったからといってすぐに取れるという感じではありません。
しかしながら、これまで1.0円しか仕事を取れなかった人にとっては大きなメリットですね。
プロフィール閲覧数&「気になる!リスト」が増える
プロクラウドワーカー認定前はプロフィール閲覧数も50名程度でしたが、認定後2カ月くらいで倍近くの閲覧数になりました。
また、クラウドワークスでいうところのお気に入り登録に当たる「気になる!リスト」もゼロに近かったですが、現在17名登録されています。
どのような人が閲覧しているかは確認ができませんが、プロフィールを見てくれる人が多い分仕事がもらえる確率は上がりますよね。
仕事に対するモチベーションが上がる
プロクラウドワーカーに認定されるとモチベーションが上がります。
単純にプロって響きが嬉しいですよね。
仕事に対しても前向きに自信を持って取り組めます。
特に私のように未経験でクラウドワークスを始めてコツコツと仕事を続けている人にとっては大きな励みになるのではないでしょうか。
まとめ【プロクラウドワーカーはコツコツやっていれば取れます】
プロクラウドワーカーとは何か、認定されるためのポイントについてそれぞれご紹介いたしました。
認定されることで報酬が爆上がりしたわけではないですが、「誰かに認められた」という気持ちは持てるようになり、仕事に打ち込むモチベーションになったことは間違いありません。
これからクラウドワークスを本格的に始めようと思っている方の参考になれば幸いです。
- プロクラウドワーカーは、全クラウドワーカーの中から選出された仕事の質が高いプロフェッショナル集団のこと!
- 認定される基準は、「納品完了率90%以上」「総合評価4.8以上」「獲得報酬額月間200位以内」「スカウト数5回以上」「コミュニケーション評価4.8以上」「プロフィール&自己PR入力済」の6つ!
- プロクラウドワーカーのメリットは、クライアントからの注目度が上がる!(ただし高単価の仕事がもらえるかどうかは個人差あり)