販売職きつすぎる……私が仕事できないだけなのかなぁ?みんなも同じ気持ちでやっているのかな……?
正直辞めたいけど、販売職からの転職は難しいとも聞くし。
進むも地獄退くも地獄……。
販売職で働いているそこのアナタ、毎日の業務がきついと感じ消耗しきっているのではないでしょうか。
アパレルや家電、雑貨など取り扱うものによって仕事内容も多少違いますが、いずれも共通して言えるのが激務だという点です。これはアナタだけではありません!
さらに販売職は、ある程度の役職に就かない限り給与もなかなか上がらないです。
しかも辞めたい!と思っても次の仕事を見つけられるのか不安で思いとどまってしまいますよね。
でもぶっちゃけますと、業種と職種を絞れば販売職でも転職は可能です。
今回は、販売職の何がきついのか紹介しながら、おすすめの転職先などについてもお話します。
販売職がきついと感じる10の理由
販売職がきつい理由は次の10つがあります。
- 給料が安い
- 勤務時間がバラバラ
- 人手不足の日が多い
- 人間関係が面倒
- 体力仕事と事務作業の両立が大変
- スキルが身につかない
- 昇進の席が少ない
- クレームが多い
- 数字やノルマに追われる
- 異動・転勤が多い
私は雑貨店で3年以上販売員・店長を務めた経験があるため、どれも信憑性を持った内容でお伝えできるかなと思います。
① 給料が安い
まず販売職は給料が安いです。
給料が安い原因はいくつかあります。
- 薄利多売が多い
- 人件費が不安定
- 昇進が難しい
上の役職に行くほど給料は安定しますが、仕事量と給料がどんどん釣り合わなくなります。
いくら「仕事が楽しい!」「やりがいがある!」といっても、生活がかかっているので、給料が安いと働き続けるのが難しいですよね。
② 勤務時間がバラバラ
販売職はシフト制が多く勤務時間がバラバラです。
特に正社員で働く人は夜遅くまで働き、翌日は朝番で寝る時間すらないことも販売職ではよくあります。
働く時間がバラバラになってしまうと、生活習慣が乱れ自律神経に支障をきたします。
そのため、毎日の体調管理が特に大変な仕事です。
③ 人手不足の日が多い
日によって人員にばらつきがあるので、人手不足に悩まされる日が頻繁にあります。
普通の会社だと、「きょうは休みます」と言われてもせいぜい1人抜けるぐらいなので、周りである程度はフォローができます。
しかし販売職の場合は、常に誰かが休みになるように組まれている関係上、本来出勤だったアルバイトやパートが抜けると急に慌ただしくなります。
仕事をしながら、翌日以降の人手も常に考えておかなければいけないというのは精神的にきついですね。
④ 人間関係が面倒
販売職をしている人の多くが人間関係に悩まされています。
一度その店の人間関係に亀裂が入ると、サービスの質が下がり売上にも影響するから良いことがありません。
そのため、誰かに仕事の負担がかかっていないか、揉めているスタッフがいないかなど、常に気を回して解決に向けて進めなければいけない大変さがあります。
⑤ 体力仕事と事務作業の両立が大変
販売職は基本的に体力仕事ですが、社員の場合は事務作業もあります。
なぜなら、次のような仕事もあるからです。
- 売上の報告書作成
- 週報・月報作成
- スタッフの評価シートの作成
店頭で商品整理や品出しをして接客をしつつ、落ち着いてきたら事務所に戻って事務作業を行う。
また店が忙しくなってきたら店頭に出て接客。この繰り返しです。
体力仕事をこなしながら事務作業にも時間を割かないといけないというのは、販売職ならではの苦労話でしょう。
⑥ スキルが身につかない
販売職は他の職種に比べ、大きなスキルが身につかないというのが大きいです。
【販売職で身につくスキル】
- ビジネスマナー
- 電話対応
- パソコンの基本的な操作
- コミュニケーション能力
確かに上記のスキルは身に付きます。
ですが、いずれも社会人になれば求められる必要最低限のスキルであって、どの会社でも身につけられるスキルとも言えます。
また、商品の知識は身に付きますが、他の仕事でも使える専門性は身につけづらいのです。
専門的なスキルには、例えば「Webデザインができる」「プログラミングができる」「英語が話せる」などが挙げられます。
スキルが身につかない仕事の代わりは誰でもいるのですね。
⑦ 昇進の席が少ない
販売職は昇進できる席が少ないというのも、仕事がきついと感じる理由のひとつです。
一般的な販売職のキャリアップはこちらのとおりです。
- 販売員
- リーダー・チーフ
- 店長
- SV(スーパーバイザー)・エリアマネージャー
- 本社勤務(バイヤー・人事・総務など)
店長までなら早い人で半年くらいで上がります。
しかしそれ以上の役職は席が少ない上に、求められる実績やスキルが高いです。
また大手であれば、社内で昇格試験を設けているところも多く、売上以外に勉強でも結果を残さないといけません。
そのため、プライベートの時間も勉強を頑張れる人でないと、昇進は難しいでしょう。
⑧ クレームが多い
販売職にはクレームがつきものです。クレームは接客をやる以上、99%発生するものなので仕方ないですね。
「商品が入っていなかった」「アルバイトの接客態度が悪い」など店側に責任があるときは謝罪して、再発防止に向けて取り組まなければいけません。
ですが、中には理不尽なクレームもあります。
実際に私が体験したクレームです。
このあたりは正直「知らんがな」レベルですね。
中には店で買ったデータもないのに「商品に不備があったから返金しろ」と言ってくる犯罪まがいのものもあったりします。
相手の怒り具合や内容によって柔軟に対処していかないといけないので、クレーム対応は精神的にもきつい仕事です。
⑨ 数字やノルマに追われる
販売職最大のミッションは「毎日の売上目標を達成する」ことです。
そのため、数字やノルマに追われることの多い仕事です。アパレルなどに多いですが、企業によってはスタッフ同士で売り上げを競わせるところもありますよね。
ひとりひとりのモチベーションを上げるためにも目標設定は大切ですが、逆に数字やノルマがプレッシャーに感じてしまう人もいます。
と思い、閉店前に欲しくもない加湿器を自腹で買ったこともあります。乾燥が多い時期に便利だったのでこれ以上文句は言いませんが。
⑩ 異動・転勤が多い
店舗数の多い企業に勤めていると、異動や転勤が多いという大変さがあります。
東北エリアの店舗で働いていて、一週間後には九州で働いているなんてことも普通にあります。
本当に「これからも頑張るぞ!」のタイミングで辞令が降ってくることが多いですね。
ちなみに最近では地域限定社員といった制度を設けている会社もありますが、地域限定社員として働くと昇給やボーナスの面で圧倒的に不利です。
人並みの給料で働き続けるなら全国転勤を受け入れなければいけないのですが、体力的にも精神的にも異動・転勤は大変さが多いです。
販売職がきついと思うなら転職も全然アリです
今販売職をしているアナタが、下記のような状態であるなら転職も全然アリです。
- 成長を感じられない、惰性でやっている
- 人間関係が劣悪
- 毎日消耗しきっていて休日は寝ているだけで終わってしまう
どれだけ大変でも自分が有意義だと思える仕事をしたほうが良いです。
逆に、「成長している」「やりがいを感じている」「人間関係は良い」という人はまだもう少し頑張ってみましょう。成長を感じている途中で辞めるのはモッタイナイからです。
販売職を続けるのか辞めるのか、人生のかじを切るのは誰でもないアナタです。慎重に判断してくださいね。
販売職から転職できる職種をご紹介
販売職が比較的転職しやすい職種をご紹介していきます。
と思う人もいらっしゃるでしょう。
しかし、販売職でも問題なく転職できます。
未経験を歓迎している求人も多いですし、販売経験があるなら別の企業の販売でキャリアップを目指す手段もあるからです!
別の販売職に就く
店や企業の方針に対して不満がある人は、別の販売職に転職することで解決できます。
雑貨店から百貨店に、スーパーから家電量販店へといった具合ですね。あるいはアパレルから全く違うアパレルに転職してもいいかもしれません。
未経験で販売に転職する人よりも、販売経験のある人の転職のほうが圧倒的に有利です。
もし雑貨などに興味があるのなら、コチラの記事もおすすめです。
SV(スーパーバイザー)・エリアマネージャー
自分が勤める店でキャリアアップが難しいと感じるのであれば、別の企業のSV・エリアマネージャーに応募するのもアリですね。
前職でチーフや店長など、マネジメント業務をした人であればチャンスがあります。いわゆるキャリアップの転職ですね。
実際、大手転職サービス「doda」の求人を見ると「マネージャーとしてお迎え」と書かれている求人も見当たります。
SV・エリアマネージャーは、販売職で働く人がキャリアアップを目指せる数少ない職種です。
営業
営業は接客で培ったコミュニケーション能力や提案力を生かすことができる仕事です。
求められるのは実務経験の有無よりも、やる気やコミュニケーション能力の高さが求められます。
また、自社製品の魅力を相手へ上手に伝えるという仕事は、販売職をやっていた人だからこそ得意分野です。
営業は特に未経験歓迎の求人が多いため、自身の経歴やスキルに自信がない人でもチャレンジできますよ。
ITエンジニア
「販売職からエンジニア?」と目を疑うかもしれませんが、プログラミングができるようになれば誰でも転職できます。
ただし、しっかりとプログラミングに関して勉強する必要があるので、時間をつくって勉強できる人でないと難しいことも事実です。
独学でもできる世界ですが、効率を考えるとエンジニアスクールもひとつの手段ですね。
時代的に需要が高く、今では無料でカウンセリングを受けられるプログラミングスクールが結構あります。
テックキャンプ・・・未経験からエンジニアを目指せるプログラミングスクール。カウンセリング無料なので相談だけでも価値アリ。
レバテックキャリア・・・IT・エンジニア特化の転職エージェント。プログラミングの基礎が学べる「みんスク」を運営しているので利用する価値アリ。しかも利用は無料。
皆さん、お疲れさまです。
今年はどんな1年でしたか?
私は勢いで昨年末に仕事を辞めて1月からテックキャンプを受講しました。
内定後もブラックSESに苦しめられて辞退したりしましたが、無事にエンジニア転職を成功させる事ができて良かった。#駆け出しエンジニアと繋がりたい#プログラミング初心者— だいき@WEB系エンジニア (@CIVA_daiking) December 31, 2020
全く違う職種にチャレンジしたいと思う人は、思い切ってエンジニアを考えてみてはいかがでしょうか。
介護
介護はどんな経歴を持った人でも転職しやすい職種のひとつです。
なぜなら、介護職は常に人手不足で未経験や無資格でも採用される傾向にあるからです。
介護職に転職した人の中には営業をしていた人や製造業に勤めていた人など経歴も様々なので販売職からでも問題なく転職できます。
未経験でも勉強してケアマネージャーや相談員になれば年収アップも期待できますよ。
介護職に興味がある人に良いサイトを見つけました。
下記の2つは介護職特化型転職エージェントで、未経験や無資格でも手厚いサポートが受けられます。
きらケア・・・サポートが手厚い転職サービス。面接は対策や同行も行ってくれるので、転職活動が不安な人にもおすすめ。
かいご畑・・・地域密着型の介護職特化転職サービス。選任のコーディーネーターが転職活動をサポート。
【記事更新】
かいご畑のキャリアアップ応援制度で実務者研修を受けたときの感想とか講座の内容などを書きました。
実務者研修取りたい人ステマとかじゃなくてマジでホントおすすめ🙇🙇
この方法以上に安く取る方法を知らない🙃良かったら参考にしてください🙇https://t.co/Jud26EZk1M
— るいぴ🐶介護士×副業収入5万円 (@ruipi07kaigo) May 29, 2019
ドライバー
販売職からドライバーに転職するのもおすすすめです。
なぜなら、免許があれば未経験でも転職しやすく、ドライバー業界は人材不足だからという理由があります。
ドライバーは経験よりも体力面が重要です。販売職から転職する際は、体力があることや不規則勤務ができることなどがアピールできます。
さらにドライバーなら大型免許を取得すれば収入アップも期待できますよ。車の運転が好きなら検討してみてはいかがでしょうか。
事務職
体力面で不安がある人なら事務職がおすすめです。
事務職は基本的に座り仕事で、人とのコミュニケーション能力も生かすことができます。
ただし、事務職は待遇も良く人気のある職種のひとつなので、未経験の人などは転職エージェントを使ってコンサルタントのサポートを受けるのがおすすめです。
転職エージェントであれば、職務経歴書・履歴書の書き方から面接対策まで、事務職でアピールしておいたほうが良いことなどもアドバイスしてくれますよ。
販売職経験者におすすめの転職エージェント3つ
最後に、販売職からの転職を考えている人におすすめの転職エージェントを3つご紹介していきます。
- doda
- リクルートエージェント
- パソナキャリア
私が転職するときに実際使ったことがあるものだけを厳選しました。
doda
dodaは、広告などで高い知名度を誇る転職エージェントです。知っている人も多いのではないでしょうか。
自分の市場価値を診断できる「doda年収査定」や職務経歴書作成に便利な「レジュメビルダー」など転職活動をする上でのサポートが充実しています。
また初回のカウンセリングを行ったあとは、担当者とLINEでやり取りができます。友人や知人に連絡を入れるような感覚で、気軽に相談することが可能です。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは、業界最大手の転職エージェントです。
公開求人と非公開求人を合わせて約100,000件以上の案件を保有しています。求人量と職種の幅広さがリクルートエージェント最大の強みです。
販売職も豊富で、未経験可能の求人からSV・エリアマネージャー候補の求人まで豊富に取り扱っています。
パソナキャリア
パソナキャリアは、顧客満足の高さが魅力の転職エージェントです。職務経歴書や面接対策まで、求職者の気持ちに寄り添った手厚いサポートを行ってくれます。
また、女性の転職活動のサポートにも積極的なので、販売職や事務職なども豊富に取り扱っています。
上司に退職を言えないなら退職代行もアリ
既に辞める気持ちは固まっているけど、人手不足や上司が怖いという理由でそもそも退職を言えない人は退職代行を使っても良いです。
退職代行サービスなら、退職の代行はもちろん転職サポートを行っているところもあるため辞めてからじっくり転職活動もできますよ。
退職代行サービスは記事を書いているので参考までに。
まとめ
本日は、販売職のきつい部分とおすすめの転職先などについて紹介記事を書きました。販売職で働く人の参考になれば幸いです。
決めた!
転職に向けて進めていきたいと思います!!
続けられそうなら頑張る!やりがいを感じられない、人間関係が悪いなら転職する!とスピード感を持って自分の人生設計を進めてくださいね!
それではまとめます!
- 販売職はきついことが多い!あなたが許容できるかどうか!
- 「やりがいがない」「人間関係が劣悪」というネガティブな気持ちがあるのなら転職したほうが良い!
- 販売職でも未経験や異業種でもチャレンジできる仕事はたくさんある!
- 転職する際はスクールで勉強したり転職エージェントを利用したりして効率よく転職活動を進めるのがおすすめ!
本日はここまで!さようなら!